ムニャ ムニャ

　あー、寒い。天気はいいんだけど。
　最近、映画を観た。無料で配布されている、地方の冊子で、大学で「阿賀に生きる」が上映されるというのを知った。先週の日曜のこと、こりゃ観ないかんと思い、途中店を抜け出し、自転車を走らせた。上映会場に付いたら、エンドローグがながれてて、あらら、またやらかしたかなとおもい、座席でスクリーンを眺めてた。同列からは、鼻をすする人。なんだ、泣けるくらい、ええ映画やったんか！と、無念さが高まる。会場に明るくなって、その座席には、知人がいてて、マスクしてて、話聞いたら、どうやら泣いていたというより花粉症の症状のよう。さらに、後方には、知人。さらに前方にも知人。そこで、世間話してたら、どうやら予想通り二部あって、この後、解説付きで映画が見られるとのこと。そうしたら、また知人が乗り込んできた。この人たちとは、どうも気が通じる人達と認識させらる。
　映画観て、よかった。以前、新潟に行った際、本屋さん（ｆ３）で買い求めた本が、観た映画の人達と角三浜に密着し写真を撮った人のインタビュー・対談集。

　いまお酒飲んでるから、こう投稿する気が起きたのか。ここのところ、アイデンティティーという言葉を意識している。失ってしまってるものがあって、それをいまもずーっと後方に後方にしてしまいながら、時が進んで、失うことが進んで。これでいいことないって思ってる。「阿賀に生きる」は、20年以上前に撮られた、ドキュメンタリー映画。失われたものたくさん。
　このままでは、あかーん。と思い、お酒飲んだ勢いで口をこぼしてしまった。

　これ、今月31日にあるやつの詳細、「旧鈴木邸・本と暮らす」こちらより~。