2016年8月25日木曜日

もくもく

 なにをやってるんだか。目の前には、やることあるのに、ついつい脱線。そして、また脱線。

 先日から、修理に取り掛かっている一冊があるので、作業工程なんぞを紹介します。


「無の哲学」 宮崎安右衛門著 発行所:川津書店 発行:昭和22年
形状:平綴じ(針金を使用)
状態:表紙、中身ともヤケ。戦後間もなく出版されたもので、紙質が劣る。
    針金に錆び。巻末から、頁が抜ける。


修理方法について。平綴じの本の修理をあまり経験していないので、参考書を見て、試行錯誤。今回は、別カ所に穴をあけて、紙縒りと、背に和紙を貼り付けて背固めを行いました。他、傷みカ所は同様の和紙で補強。


表紙の芯は、すこし厚手の紙を使用されるのですが、見える所でないので、反古が使われいたりします。今回のものは、特にユニークだったので、画像をあげてみました。結局は見えなくなります。


 本の追加分、すこしづつ出していきます。出し惜しみでは、なく、納まりきらないのです。
次回は、落語の紹介、しようかとおもいます。

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